中国での新型コロナウイルスのコントロール
こんにちは。
今日は中国人の女子大生Helenさんにお話を伺いました。
York:はじめまして。お住まいは海外ですか?
Helen:はい。私はカナダのモントリオールにある大学にいます。高校生の頃からカナダに来ていて、元の出身は北京です。
York:すごいですね。両親と一緒ですか?
Helen:いいえ。父はアメリカ、母はイギリスです。
York:すごいですね。文化も違うところに来て、一人で大変ではないですか?
Helen:文化の違いは、食事以外では大きなものは感じていません。なんとかやっています。
York:カナダではコロナのワクチンの接種状況はどうでしょうか?
Helen:まだ老人にしかワクチンは行き渡っていないです。アメリカの2か月後を追いかけている感じです。
York:中国はコロナをうまく封じ込めていると言われていますね。
Helen:確かにそうですね。アメリカからもワクチンを購入し、自国でも製造し、多くの人がすでにワクチンを受けています。しかし、中国政府が公表したデータをそのまま信じることはできません。
York:ワクチンだけでなく、中国では厳しい社会的隔離を行ったと聞いています。
Helen:しかし、少なくとも私の北京にいる友人からは大学が閉まったとか、オフィスが閉まったとか、そんな話は聞いていないです。なので、どうやってコロナを封じ込めたのか、本当に封じ込めているのか、とても疑問です。経済を全く閉じなかったので、GDPも例年と変わらず伸びました。
York:なるほど。ですが、少なくとも今のインドのような医療崩壊は起こってはいないのでしょうね。それが起こると例え中国でもSNSのどこかに上がってしまい大きなニュースになると思います。
Helen:そうですね。
York:中国の政治のことで質問ですが選挙はありますか?
Helen:あります。しかし、とても形式的で、セレモニーのようなものです。候補者が1人しかおらず、その人が100%勝つようになっています。
York:それはとても民主的とは思えないですが、それに対して抗議が起こることはないのでしょうか?
Helen:天安門事件が起こってからは、大きなものはないです。近いものでは、香港での抗議があります。今の状態がいいとは私も思いません。もとは中国も二大政党制でしたが、国民党が台湾に行ってしまい、今や台湾が独立しているかのような状態なので、どうにもこうにも。