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メイドインバングラディッシュの裏側

こんにちは。

今日はバングラディッシュに住む51歳男性のHasibさんにお話を聞きました。

 

York:お住まいはどちらですか?

 

Hasib:ダッカです。首都です。

 

York:バングラディッシュは人口が多いと聞きました。

 

Hasib:2億人います。国土は日本の1.3倍ほどなので、人口密度は日本の1.5倍ほどありますね。

York:それだけの人数を支える強い産業はなんですか?

 

Hasib:農業と繊維業が有名です。H&M、ユニクロなど世界の衣服をここで作っています。しかし、賃金が低いことでも有名です。

 

York:主な働き手は誰ですか?

 

Hasib:この国は義務教育が小学校だけなので、16歳で働く青年が多いです。繊維業で働くのは女の子が多いですね。

 

York:日本にもそういう時代はありました。

 

Hasib:ここは昔からそうです。子供たちも働かないと家族も食べていけないのです。政府は援助してくれません。自分たちで何とかするしかないのです。 

 

York:英語は普及していないですか?

 

Hasib:そうですね。元は英国領でしたが、ここはイスラム教徒の国なのでアラビア語の方が使われています。

 

York:Hasibさんは英語をどうやって学ばれましたか?

 

Hasib:私はアメリカのミシシッピの大学に4年ほどいてました。

 

メモ:

バングラディッシュでは初等教育が8年あり、高等教育が4年あります。各学年の最後に進級試験があり、小学校1年生から落第があります。進学するにはすべての試験を突発する必要があり、それゆえに全体の修了率は低く、途中で学校に行かなくなる子供もたくさんいるようです。人口が日本より多くても大学生の数は日本の10分の1以下です(人口:日本 1.2億人 V.S. バングラディッシュ 2億人、大学生:日本 380万人 V.S. バングラディッシュ 27万人)。

 

感想:
Hsibさんは英語はそこまで普及していないと言っていましたが、バングラデシュは18世紀末以降、インドやパキスタンなどと共にイギリスの植民地だったこともあり、英語が日々の生活に古くから存在はしています。バングラデシュの公用語はベンガル語ですが、教育機関や政府機関では英語も合わせて使われているため、実質的に英語は公用語と同じような扱いになっています。ただ、教育格差が非常に大きいため、層によっては極端に使用できなくなるようです。

また、繊維工場で10代の女子が多く就業しているようですが、日本も大正時代に同じようなことがありました。スマホも普及している時代ですが、社会の一部においては100年前の日本と同じ状態がまだ続いているのかと感じました。

 

引用:

en.wikipedia.org

ja.wikipedia.org