コロナウイルスワクチンの普及率についてメキシコ人に聞かれる
こんにちは。
今日は、メキシコ人の25歳男性Eliaさんにお話を伺いました。
York:コロナウイルスの状況はどうですか?
Elia:少しずつ良くなってきています。ワクチンが普及してきていて、65歳以上はだいたい接種が終わっています。50歳以上も接種が進んでいて、全体の半分くらいはワクチン接種が完了しています。
York:日本よりも進んでいますね。日本は高齢者で2回接種が終わっている人はまだ1%もいません。
Elina:なぜそんなに遅いのでしょうか?
York:日本人のデータを使った臨床治験が完了するのにこだわったことと、配布体制への準備不足です。前者は今考えても一応納得できますが、後者は完全に政府のミス、手抜きです。この規模の感染症に立ち向かうのに、色々と騒ぎ立てたものの、根本的には”平時”対応をしていたのが日本です。
Elina:それに対して、国民は文句を言わないのでしょうか?
York:まず、アメリカやイギリスなど他国の現状を日本人はあまり知りません。英語が得意でないので、海外のニュースは日本のメディアを通じてほとんどの人は知ります。マスメディアも海外の成功例はあまり取り上げず、むしろワクチンの副反応などをあげつらうような報道に寄ることがあります。そして、結局、トータルの感染者数の少なさが、今のままでいいという日本人の感覚を強化してしまいます。