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シリアの情勢について大学生に聞く

こんにちは。

今日はシリアの22歳女性Ninaさんにお話を伺いました。

 

York:お住まいはどちらですか?

 

Nina:私はシリア出身ですが今はフィリピンにいます。こちらで大学を卒業しましたが、コロナが大変なので帰国していません。

 

York:シリアの政治的な情勢はどうですか?

 

Nina:不安定ですが数年前よりはよくなりました。ISISがシリアから出ていってからです。

 

York:ISISがいた頃はどうでしたか?

 

Nina:怖かったです。しかし、彼らの事やテロ自体の心配はしても、どうしようもないという状況でした。

 

York:シリア軍がコントロールしようとしていると思いますが、シリアに徴兵制はあります?

 

Nina:あります。ただし男子が一人の場合は免除されます。私の兄がそうでした。

メモ:

 シリアは東西交通の十字路に当たるため、古代からヒッタイト、アケメネス朝、マケドニアなどの支配を受けていました。7世紀にイスラム文化の中心地として栄えましたが、やがて役割は薄れ、16世紀以降はオスマン帝国の領土となっていました。20世紀初頭にイギリス、フランスの植民地になり、1946年に独立します。1963年に社会主義路線の政権となり、1970年の軍部クーデターをきっかけに独裁体制が築かれます。その独裁体制は世代を引き継ぎ、現在に至っています。半世紀にわたって独裁体制を維持できているのは、汎イスラム主義と他信仰に寛容な世俗主義という相反するイズムの使い分けによるとされています。近年はその強権的支配への反発が強まっており、2012年にはシリア内戦が発生しました。

 このシリア内戦でシリアとイラクの国境管理が疎かになるとISIS(当時は未だISI)はシリアに転戦し、シリアの大統領バッシャール・アル=アサドと敵対しました。ISISには反アサド派が合流し、1万数千人もの巨大組織に成長します。

 

引用:

ja.wikipedia.org

ja.wikipedia.org