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炭そ菌漏出事故の町からイスラエルへと移住したロシア人

こんにちは。

今日は、ロシア人の60歳女性Krimerさんにお話を伺いました。

 

York:Krimerはもともとロシアに住んでいて、今はアメリカにいるということですが、なぜロシアを離れたのですか?

 

Krimer:1990年にソ連が崩壊し、社会が不安定化しました。そんな時、真っ先に迫害されるのがユダヤ教徒です。私は18歳で結婚してユダヤ教徒となりましたので、迫害を避けるため、イスラエルに移住しました。当時はイスラエル側もロシアからのユダヤ教徒を受け入れる体制を整えてくれていました。しかし、その後に湾岸戦争が起こり、イスラエルイラクから毎日大量のミサイルを打たれることになります。私の家から800メートルのところにも一度ミサイルが落ちました。爆発はしませんでしたが、とても恐ろしかったです。毎日、ミサイルの飛ぶ音と、地面の揺れるのを感じていました。そんなことで私たちはイスラエルを去り、最終的にアメリカに来ました。今も多くの友人がイスラエルにいますが、今は今でハマスによるミサイルを受けています。

 

York:ハマスは聞いたことがあります。

 

Krimer:調べれば彼らのホームページは日本語でも書かれていると思いますよ。そこには、彼らがユダヤ人を殺した方がいいというメッセージがあります。

 

York:ロシアはどこの出身なのですか?

 

Krimer:私はエカテリンブルグという町に生まれました。とても寒い町です。その町は、炭そ菌の漏出で多くの市民が死んだ事件で有名です。私は、流出した施設で働いている友人がいたので、いち早く情報を教えてもらい、備えることができました。私は、人が作った薬なんかはなにか副作用が後から出てくるのではないかと、常に心配しています。そのため、コロナウイルスのワクチンも接種していません。肩から打たれた、mRNAは脳のバリアを超え、神経細胞にも感染すると考えると恐ろしいです。

 

メモ:

 スヴェルドロフスク炭疽菌漏出事故とは、1979年にソビエトのスヴェルドロフスク(現在のエカテリンブルク)市内において発生した、生物兵器製造施設からの炭疽菌の漏出事故です。炭疽菌の芽胞が作業ミスにより誤って大気中に放出され、吸引した一般市民の多くが肺炭疽病を発症し一般市民96名が感染し、うち64名が死亡したとされています。専用施設からの病原体の漏出による生物災害としては確認されているものの中では史上最大規模の例となっています。

 歴史を振り返ると、ソ連生物兵器開発は日本軍から徴収した資料や学者により大きな飛躍を遂げたといわれています。1945年8月9日という日にソ連が対日参戦し、満州に侵攻するとソ連軍は当地にあった731部隊という日本軍の生物兵器の資料や設備を押収し、また逃げ遅れた関係者を捕虜としました。日本軍は当時大規模かつシステマティックな生物兵器製造技術を持っており、また炭疽菌やペストなどの生物兵器化に成功するなど高い技術力を有していましたた。日本の図案を参考にして、1947年に、スヴェルドロフスクにおいて当時のソ連では最大規模となる生物兵器開発・製造施設である第19施設が設立されました。ソ連は日本の資料や設備を解析し技術移転をしたことでそれまで実験段階レベルだった生物兵器開発を大きく飛躍させました。

引用:

 

ja.wikipedia.org

ja.wikipedia.org