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マンハッタン在住のスロヴァキア女子大生もオンライン授業

こんにちは。

今日はニューヨークの大学1年生、スロヴァキア人のKrisさんにお話を伺いました。

 

York:そちら、ニューヨークの治安はどうですか?

 

Kris:地下鉄を乗る時は注意が必要ですね。まだ昼間なら大丈夫です。

 

York:大学はオンラインですか?

 

Kris:ほとんどそうですね。入学した時からコロナが流行しています。私は国際学生枠なんで、授業料が普通より高いのですが、オンラインでも値段は変わりませんね。

 

York:なるほど。高校もアメリカですか?

 

Kris:そうです。高校の1年はスロヴァキアで、残りの3年はアメリカです。父の仕事でこちらに来ています。大学を出てからも残るかはまだわかりません。バチェラーをとったら、マスターをどこかヨーロッパの大学で取ろうかと思っています。

 

York:なぜ、ヨーロッパなんですか?

 

Kris:安いからですね。アメリカは高いです。日本はどうですか?

 

York:日本の大学は高いです。国立もそうですし、私立はもっとですね。ただ、アメリカほどではないです。ところでコロナのワクチンは打ちましたか?

 

Kris:打ちました。ニューヨークは先週から誰でもワクチンを打てるようになっています。少し他より早いと思います。

 

York:そうですね。ペンシルバニアは来週からですね。スロヴァキアではワクチンはスタートしていますか?

 

Kris:そうですね。ロシアのスプートニックの接種が可能です。

 

York:ロシアとの関係は良かったですか?

 

Kris:かつては、ソビエト連邦に侵略されました。今もスロヴァキアにはその思い出はありますが、ワクチンは別です。

 

メモ:

  日本の全教育段階への負担は全体で対GDP比率で5.2%です。OECD各国平均が6.3%であり、日本は下位に属します。大学を含む高等教育への国の支出はOECD加盟国中最下位です。文部科学省のデータでは、大学費用の支出は国が2、家庭が1というのが各国のアベレージですが、日本の場合は国が1、家庭が2となっており、配分は逆転しています。アメリカも大学費用が高いことで有名な国ですが、国からの支出もその分多く、トータルで高等教育への支出は日本の1.5倍以上あります(日本 対GDP比率1.6%、アメリカ 対GDP比率2.6%)。

 

感想:

  ヨーロッパの公立の大学、例えばフランスやドイツでは年間2~5万円ほどで大学に行けます。なぜなら入学料や授業料は無料でからです。日本は50-60万円の授業料と20-30万円の入学料がかかるので、その差額は4年で200-250万円ほどになります。ヨーロッパ各国と同じく日本の大学への進学率はすでに50%を超えており、裕福な家庭だけが行く場所ではなくなっているにもかかわらず、これだけの支出を税金ではなく各家庭が負っているのは、世界の中で日本くらいです。そして、その事を知る日本人は決して多くないようです。

 

引用:
教 育 指 標 の 国 際 比 較    平 成 2 5 ( 2 0 1 3) 年 版   文部科学省

https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/data/kokusai/__icsFiles/afieldfile/2013/04/10/1332512_04.pdf

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