完全にイギリスより独立した国 バルバドス
こんにちは。
今日は、カリブの国バルバドスの38歳女性のAntoさんにお話を伺いました。
York:はじめまして。バルバドス人は英語でなんて言えばよいですか?
Anto:バルバーディアンですね。
York:元はイギリス連邦王国の一つですね。
Anto:私たちは昨年に共和国となりました。50年以上前に独立して以来も、連邦の1国として残り、昨年ついに完全に独立しました。厳密にはまだ移行期間中ですが。
York:賛成ですか?
Anto:そうですね。この国は27万人しか住んでいない小さな国です。イギリス連邦から抜けたのは、この国が他の国と国交を結び、通商する上でメリットがあります。
York:今のリーダーはだれですか?
Anto:2年前に現職のミアモトリー首相となりました。女性です。なお、総督も女性です。
York:女性がトップなんですね。
Anto:そうですね。この国はカリブの中では経済的に豊かで、福祉も手厚く、人口は増えています。海外からの移住者も多いです。
メモ:
バルバドスはカリブ海、西インド諸島内の小アンティル諸島東端に位置する全体が珊瑚礁で出来ている島国です。「リトル・イングランド」と呼ばれるほど、歴史的にイギリスとの関係が深く、独立後も良好な関係を維持したため、他のカリブ海諸国以上にイギリスの文化的影響を受けています。そのため、イギリス植民地時代から、安定的な政治と国民の高い教育水準を保ち、カリブ海地域において最も裕福な国の一つです。
英連邦王国の一国で、イギリス君主を元首とする立憲君主国ですが、2021年11月までに共和制に移行することが正式に発表されました。メイソン総督は、英国からの独立後、半世紀以上が経過した今、「植民地時代の過去から完全に脱却する時が来た」と宣言し、「バルバドス国民はバルバドス人の国家元首を望んでいる」とし、「これはわれわれが何者であるかということ、そしてわれわれに達成可能なものについての自信を示す究極の宣言だ」と言明しました。
バルバドスの著名人に最も世界で裕福な女性シンガーの一人、リアーナがいます。